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【簿記】誰でもわかる棚卸減耗費と商品低下評価損の計上【簡単】

 

棚卸減耗費や商品低下評価損の計上を、図で書いて行っていませんか?

 

図で書くことも大切ですが、内容理解はもっと大切です。

 

結論から言えば、内容としてはとても単純な話なので、図を書かなくても分かるレベルにしておけば、応用していくことが出来るようになります。

 

そこで今回は以下のことについてご紹介していきます。

 

1.棚卸減耗費と商品低下評価損とは

棚卸減耗費と商品低下評価損とは

 

棚卸減耗費や商品低下評価損は、棚卸資産の期末評価で行われますが、計上自体は売上原価の計算とともに行われます。

 

棚卸減耗費・・・期末に見たらなくなっていた商品の原価

商品低下評価損・・・収益性の低下により簿価を切り下げる額

 

収益性の低下は、簡単に言えばお金の入ってくる可能性が減ったということです♪

 

そもそも商品は、原価以上の価格で売れると想定して仕入れるわけですから、その差額が利益に計上されるわけです。

 

ですが、原価以下の価格でしか売れなくなってしまえば、その価格まで簿価を下げないと適正とは言えないわけです。

 

例えば、1個100円で売れると思って90円で仕入れていたのに、80円でしか売れなそうだなとなれば、10円が収益性の低下です。

 

その原因は以下のようなことです

・商品が劣化した

・今の経済に適合しなくなってしまった

・需要がなくなったり、供給量が増えた

 

スマホが出てくれば、ガラケーの部品が製造されなくなりますので、壊れた時に近くに部品が無く、なかなか直せなくなったり経済に適合しなくなるわけです。

 

また、需要がなくなり売れなくなって価格が下がったり、逆に供給量が増え価格が下がったりするわけです。

 

簡単に言えば、ない商品が帳簿に載っていたり、売る値段簿価より下がっているのだから、正しく載せようよ♪

 

と言う話であり、その為に細かく考えているだけで、根本は簡単なお話なのです。

 

2.棚卸減耗費と商品低下評価損の計算

棚卸減耗費と商品低下評価損の計算

 

棚卸減耗費と商品低下評価損の計算は、以下の通りです。

 

2-1.棚卸減耗費の計算

 

棚卸減耗費の計算は至ってシンプルです♪

 

なくなった数量×原価

 

これだけですが、なくなった数量とは以下のことです

帳簿数量ー実地数量

 

このように、無くなった分に原価を掛けて帳簿の金額から相殺消去するわけです。

 

なぜなら、帳簿に原価で載っているからです。

 

2-2.商品低下評価損の計算

 

商品低下評価損の計算ですが、気を付けて貰いたいことがあります。

 

POINTなくなった分は頭から消しましょう。

 

ない分がいくらで売れるかは考える必要ありませんから、棚卸減耗費の計算が終わったら考えないようにする方がシンプルに考えられるようになります。

 

実地数量×(帳簿価額ー売れるであろう価格)

また、売るのに経費が掛かりそうな場合には、売れるであろう価格から差し引きましょう♪

 

3.棚卸減耗費と商品低下評価損の表示

棚卸減耗費と商品低下評価損の表示

 

棚卸減耗費と商品低下評価損の表示は以下の通りです。

 

表示は原価性があるかないかが大きな違いで、原価性とはいつもそれくらい発生しているかどうかです♪

 

3-1.棚卸減耗費の表示

 

原価性がある場合・・・売上原価OR販売費および一般管理費

原価性がない場合・・・営業外費用OR特別損失

 

3-2.商品低下評価損の表示

 

原価性がある場合・・・売上原価

原価性がない場合(臨時かつ多額)・・・特別損失

 

4.棚卸減耗費と商品低下評価損の仕訳

 

棚卸減耗費と商品低下評価損の仕訳は以下の通りです。

 

4-1.棚卸減耗費の仕訳

 

原価性がある場合

借方 貸方
棚卸減耗費 ××× 繰越商品 ×××
仕入 ××× 棚卸減耗費 ×××

 

原価性がない場合

借方 貸方
棚卸減耗費 ××× 繰越商品 ×××

 

4-2.商品低下評価損の仕訳

 

原価性がある場合

借方 貸方
商品低下評価損 ××× 繰越商品 ×××
仕入 ××× 商品低下評価損 ×××

 

原価性がない場合

借方 貸方
商品低下評価損 ××× 繰越商品 ×××

 

売上原価の計算の後のお話なので「仕入」には売上原価の金額が残っています。

 

原価性がある場合にはそこに含めるわけです♪

 

5.まとめ

 

もし、商品の情報だけで「営業利益の計算をしなさい」ということなら、売上から売上原価、棚卸減耗費、商品低下評価損を引けばよいのです

 

このように、難しいように見えても簡単な場合があるので見逃さないようにしましょう。

 

分かってしまえば簡単ですし、図で計算しないほうが理解が深まります。

 

解ければ良いという考えは試験だけにしておきましょう。

 

では、今回は以上です♪

ご視聴ありがとうございました(^^)/

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