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資本(純資産)と引出金の関係【事業主貸借】

1.資本(純資産)とは

 

最初に、資本(純資産)とはなにかについて見ていきます。

 

資本は資産から負債を差し引いた差額です。

 

資産ー負債=資本

 

このような式で表現されます。

 

会社設立時点で資本は会社に対する出資です。

 

現金などを会社に対して出資した際に「資本金」という勘定で計上されます。

 

因みに、資本は貸方で増加することは【簿記の5大要素】でやりましたね。

 

2.引出金とは

 

次に、引出金とはなにかについて見ていきます。

 

お金を個人で利用する場合などに資本金を減少させます。

 

ただ、資本金というのはあまり変動させる勘定科目ではありません。

 

そこで、「引出金」という勘定を計上することで「資本金」勘定をあまり汚さないようにするわけです。

 

基本的に個人企業において企業のお金を利用して個人の支払いを行うことはあると思います。

 

そのような場合には「資本金」を借方へ計上することで減少させることが出来ます。

 

これを借方に「引出金」を計上することで代用します。

 

そして期末時点で「引出金」の残高を減少させるように会計処理します。

 

そのようにすれば「資本金」勘定は引き出し関係に関する会計処理において期末時点で1回処理するだけで済みますよね。

 

3.会計処理

 

最後に会計処理を見ていきます。

 

資本金の減少として処理する場合

 

個人企業を経営しているAさんは国民年金の支払いの為、会社のお金から現金20万円支払い資本金の減少として会計処理を行った。

 

借方 貸方
資本金 200,000円 現金 200000円

 

引出金勘定で会計処理する場合

 

国民年金の支払いの為、会社のお金から現金20万円支払い引出金勘定で会計処理を行った。

 

借方 貸方
引出金 200,000円 現金 200,000円

 

期末時点での会計処理

 

期末において引出金勘定の残高が200,000円あったので資本金に振り替えた。

 

借方 貸方
資本金 200,000円 引出金 200,000円

 

1連の会計処理としては以上です。

 

また、「引出金」勘定の代わりに実務では「事業主貸」・「事業主借」という勘定科目が利用されています。

 

「事業主貸」は、企業が経営上の支払いとは無関係な出費等を出した時に利用する勘定科目です。

 

基本的には経営者の個人的な支払いを企業のお金から支払った場合です。

 

「事業主借」は、企業が経営上の受け取りとは無関係に得た収入等を得た時に利用する勘定科目です。

 

基本的には経営者の個人的な収入が企業の口座に振り込まれた場合などです。

 

「引出金」を用いて行う際と起こっていることは変わらないですが実務で使う際に分からなくならないように注意しましょう。

 

では、今回は以上です♪

ご視聴ありがとうございました(*'ω'*)

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