皆さんは簿記の『勘定科目』を知っていますか?
勉強したことの無い方でも何となく耳にしたことがあるかもしれません。
実は勉強している方でも、しっかり理解している方は少ないです♪
結論から言えば、勘定科目が何なのかその性質を理解すれば後は計算方法などに集中するだけなので一気に進歩することが出来るのです。
そこで今回は、以下のことについてご紹介していきます
1.勘定科目とは
勘定科目は一言で言えばこちらです♪
何て書くか
ご自分で家計簿をつけることを考えてみて下さい。
その時には何て書きますか?
通常はこんな感じだと思います
・ガソリン代
・食費
・水道代
こちらが簿記における『勘定科目』です。
2.なぜ違う呼び方をされることがあるのか
簿記を勉強していると、同じモノのことなのに違う勘定科目が利用されていて混乱する場合があります♪
基本的に勘定科目は自由です。
ですから、勘定科目が違うからと言って何ら変なことではありません。
自分達で分かる勘定科目を利用して日常的に帳簿を記入していけば良いのです。
ですが、最近はPCによる会計システムで計算されることが多いので、殆ど同じ勘定科目ではあります
3.同じモノなのに勘定科目が違う場合【3選】
同じモノなのに勘定科目が違う場合【3選】は、以下の通りです。
3-1.財務諸表と帳簿上の相違
先ずは、財務諸表と帳簿上の相違です
ひとつだけ注意が必要なのは『財務諸表』です♪
会計は最終的に『財務諸表』を作成する必要があります。
『財務諸表』での勘定科目が違うと、他と比較できなかったりするので勘定科目は決まっています
ですから、自社の勘定科目が『財務諸表』上の勘定科目と違えば、『財務諸表』への計上は『財務諸表』上の勘定科目の当てはまるところに含ませる必要があります。
3-2.分類の範囲による違い
次に、分類の範囲による違いです
簿記には、資産・負債・収益・費用・資本(純資産)この大きな分類があります。
例えば、車を『財務諸表』に計上する場合を考えてみましょう
車は資産ですから、資産があるのは『財務諸表』の「貸借対照表(B/S)」です
↓
「貸借対照表(B/S)」の資産は、固定資産・流動資産・繰延資産と分かれます
↓
その後固定資産は、有形固定資産・無形固定資産・投資その他の資産
↓
その中の形のある固定資産としての有形固定資産に分類
↓
さらに、その中の「車両運搬具」
試験などでは、どの範囲を求めれば良いかで異なる場合があるので注意です。
3-3.試験ごとに異なる
最後に、試験ごとに異なることです
前述した通り、勘定科目は自由です。
ですから、試験ごとに違う勘定科目を使用する場合があります♪
基本的には書いてある勘定科目から選択する場合や、先に「表」に記載されている場合が殆どなので心配はいりません。
ただ、違う勘定科目を利用しているだけで同じモノのことを言っていることは分かるようにしましょう。
まとめ
同じモノなのに勘定科目が違う場合【3選】
・財務諸表と帳簿上の相違
・分類の範囲による違い
・試験ごとに異なる
勘定科目は基本的に自由なのが前提です♪
ですが、比較できなくなるので『財務諸表』では同じと考えることが大切です。
資格試験においては、範囲などにより違う勘定科目が利用される場合があることには注意が必要です
範囲による違いなのかいつもと同じモノのことを表してが勘定科目が違うだけなのかは分かるようにしておきましょう。
参考記事:【保存版】日商簿記3級図鑑【勉強編】
では、今回は以上です♪
ご視聴ありがとうございました(^^)/