今回は、日商簿記3級第4問目を行っていきます。
1.配点
日商簿記3級の第4問目の配点は、全体の10%前後です
2.出題内容
以下のことが出題されます
①伝票
②勘定記入
③処理変更
これ等が多く出題されます。
3.伝票
伝票は仕訳帳の代わりとして、日常的に用いられます。
「三伝票」は3種類の伝票に記入していく方法です。
3種類はこちらです
・入金伝票
・出金伝票
・振替伝票
作成するのは以下の時です
入金伝票 現金が入金されたとき
出金伝票 現金が出金したとき
振替伝票 それ以外の取引
4.分割法と擬制法
その際における取引は2種類です。
例えば、
商品を100円で売り上げ、50円を掛けて現金で50円受け取ったとします。
分割法
入金伝票
売上 50円
振替伝票
売掛金 50円 / 売上 50円
このように分割して表示します。
これに対して、擬制法は以下のように伝票を作成します。
擬制法
振替伝票
売掛金 100円 / 売上 100円
入金伝票
売掛金 50円
このようにすべて掛けたように一度振替伝票に記入した後、入金された50円分を入金伝票に記入します。
冷静に考えていきましょう。
5.五伝票
「五伝票」は5種類の伝票に記入する方法です。
以下の5種類です
・入金伝票
・出金伝票
・振替伝票
・仕入伝票
・売上伝票
基本的には同じ処理になりますが、売上・仕入の取引の際にそれぞれ売上伝票・仕入伝票に記入するところが異なります。
6.決算仕訳
決算仕訳は以下のようなことをやります
・当座借越の振替
・商品の棚卸
・貸し倒れの見積もり
・減価償却
・貯蔵品棚卸
・収益費用の前受、前払い、未収、未払い
一つ一つの内容に関しては様々な種類がありますので別でご紹介します。
細かい処理が多くなってくるので難しく感じるところではあります。
7.勘定記入
勘定記入としての出題に関しては売上原価の算定や費用の見越し繰り延べが絡んだ出題などです。
ですが、期末時の締め切りや開始記入はあまり見ないと思いますので、勉強しておく必要があります。
あとは、他のところで勉強する仕訳ができれば解ける問題が多いです。
8.処理方法の変更
減価償却の直接法と間接法の変更や伝票の分割法と擬制法の変更などです
基本的に両方法を覚えていれば解ける問題ですので心配はいりませんが慣れないとややこしいと思います。
9.訂正仕訳
こちらも「処理方法」の変更と合わせて押さえたい論点です
訂正ですので、両方の処理が分かれば前の仕分けをまず貸借逆に仕分けして消します。
簿記は基本的に前の仕分けを消す場合貸借逆に仕分けをします。
10.まとめ
第4問は配点は少ないものの、配点が大きい問いと繋がっています
軽視せずにいきましょう。
相対的に成り立つ簿記ですので、丁寧にやっていくことが大切になります。
今回は以上です♪
ご視聴ありがとうございました(*'ω'*)