今回は日商簿記3級の第2問についてご紹介します。
1.第2問目の内容
第2問は、配点が全体の約1割です
出題項目としては、補助簿の作成や勘定記入等が出題されています。
補助簿というのは、補助記入帳・補助元帳からなります。
補助記入帳は、取引があった際に仕訳帳とともに記載されます。
また、勘定記入とは総勘定元帳への記入を言います。
全体の約1割の配点なので、重要ではない感じがしますが、そんなこともないので注意が必要です。
2.勉強するコツ
最近では、会計システムを利用してパソコンで会計処理を行ってしまいます
さらに、取引を自動で会計処理してくれるシステムが出始めています。
帳簿の流れや勘定を記入するということへの感覚が掴みづらいと思います。
ですが、AIはまだ万能ではありません
人が目視で確認を行い訂正を加えていく必要があります。
さらに、試験でもそういった流れを把握しているかが出題されやすいです。
仕訳から総勘定元帳への記入を行ったり、必要な補助簿を記入することはとても大切なのです。
因みに、補助記入帳の種類は以下の通りです。
補助記入帳の種類
・ 現金出納帳
・ 当座預金出納帳
・ 小口現金出納帳
・ 仕入帳
・ 売上帳
・ 受取手形記入帳
・ 支払手形記入帳
補助記入帳は種類が多いですが、補助元帳は以下の通り数が少ないです。
補助元帳の種類
・ 商品有高帳
・ 得意先元帳 (売掛金元帳)
・ 仕入先元帳 (得意先元帳)
「補助記入帳」は、現金なら現金に対して一冊だけです。
「補助」とついている通り、「仕訳帳」や「総勘定元帳」の補助として詳細な情報が記載されるものと覚えておきましょう。
ですが、勘定記入も仕訳と捉えれば見た目が違うだけです。
3.取引と仕訳
例えば、Tの上に「現金」と書かれていえば現金の勘定です。
ですので、現金は資産なので借方(左)に書いてあるものは増えたもので貸方(右)に書いてあるものは減ったものです。
現金勘定の借方に売掛金と書かれていたら売掛金の回収で現金が増えたと言うことです。
仕訳を頭に浮かべましょう。
借方か貸方、書いてある方にTの上に書かれている勘定が入ります。
そして、そこに書かれている勘定が逆にくると覚えておきましょう。
では、今回は以上です♪
ご視聴ありがとうございました(*'ω'*)