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仮払金と立替金・仮受金と預り金【違い】

1.仮払金・仮受金とは

 

現時点で現金などの支払い(受け取り)が発生したが、その内容や金額が確定しない場合に仮に設けておく勘定科目です。

 

例えば

 

内容が確定しない場合

 

当座預金に入金があったが何の支払いか現時点で不明である。

 

額が確定しない場合

 

消耗品の購入を従業員に頼んだが店に行ってみないといくらするか現時点では不明である。

 

2.立替金・預り金とは

 

従業員や取引先などの支払いを一時的に立て替える場合。

 

税金や保険などの支払い分を預かっておく場合などに利用する勘定科目です。

 

例えば、

 

・従業員が急遽お金が必要になり立て替えてあげた場合

・給料を支払う際に社会保険等の従業員負担分を源泉徴収した場合

 

 

3.仮払金と立替金、仮受金と預り金の違い

 

大きく異なるところは支払う(受け取る)人が自分かそれ以外かという違いです。

 

「仮に」や「代わり」に支払った(受け取った)と聞くと同じように感じてしまいます。

 

ですが、異なる概念です。

 

仮受金・仮払金

 

企業の支払い(受け取り)

 

預り金・立替金

相手先や従業員の支払い(受け取り)なのです。

 

4.会計処理

 

続いて会計処理を見ていきます。

 

例1

 

行ってみないといくらかかるか不明である為、出張費100,000円を従業員に渡した。

 

借方 貸方
仮払金 100,000円 現金 100,000円

 

例2

 

実際には従業員の出張費は80,000円かかり、20,000円は返金された。

 

借方 貸方
旅費交通費 80,000円 仮払金 100,000円
現金    20,000円

 

例3

 

当座預金に100,000円の入金があったが内容は現時点で不明である。

 

借方 貸方
当座預金 100,000円 仮受金 100,000円

 

例4

 

仮受金にしておいた100,000円の受け取りはA店への売掛金の支払いであることが分かった。

 

借方 貸方
仮受金 100,000円 売掛金 100,000円

 

例5

 

従業員が急遽個人的な支払いのお金が足りないというので現金で100,000円立て替えた。

 

借方 貸方
立替金 100,000円 現金 100,000円

 

例6

 

立て替えていた従業員への100,000円が返金された。

 

借方 貸方
現金 100,000円 立替金 100,000円

 

例7

 

従業員の給料300,000円の支払いに際して社会保険等の支払い分50,000円預り残り250,000円を当座預金により振り込んだ。

 

借方 貸方
給料 300,000円 預り金   50,000円
当座預金 250,000円

 

例8

 

従業員より預かっていた社会保険を支払った。

 

借方 貸方
預り金 50,000円 現金 50,000円

 

5.仮払金と仮受金・現金過不足との違い

 

仮払金・仮受金は支払った(受け取った)が内容や金額が不明の場合でしたよね。

 

これに対して現金過不足はどうでしょう。

 

現金を確認したら少なかった多かったというお話です。

 

企業の支払いである部分は共通しています。

 

つまり、支払いや受け取りの際に仮の勘定科目としておくのか確認した際に増減していることに気付いたのかという違いがあります。

 

現金過不足は以下の記事でご紹介しています

 

現金過不足の記事

http://masutann.com/%e7%8f%be%e9%87%91%e3%80%90%e7%b0%bf%e8%a8%98%e3%80%91/

 

このように分かりづらい部分ではありますが冷静に考えれば、分かると思います。

 

混乱してきたら休憩しながら見ていきましょう。

 

では、ご視聴ありがとうございました(^_-)-☆

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