ですが最近の試験傾向から行くと総合問題で必ず一題出題されます。
結論
結論から言えば勘定科目ごとに簡単に解けるものがあるので、それを知っておくことが有用です。
1.短答の連結会計
短答において、連結会計は絶対に勉強しなければなりません。
昨今の傾向から行けば冒頭でもお話しした通り総合問題で1題出題され、4点×6問の結構です。
全て解けなかったとしても、点数を稼いでおきたいところといえます。
2.苦手な理由
基本的には個別財務諸表同士を組み合わせて、消去仕訳を行なっていく処理です。
感覚をつかめていないと非常に理解しがたく苦手意識が強まってしまうのです。
苦手意識をなくしていくためにも簡単に解ける勘定科目を知って、実際に得点を重ねていくことが大切といえます。
3.連結会計で解くべき勘定科目【3選】
連結会計で解くべき勘定科目【3選】は、以下の通りです。
3-1.非支配株主持分
先ずは、非支配株主持分です
一発で出せる事も多いのでラッキー問題です。
ただし、成果連結においてアップストリームがある場合には非支配株主持分が変動します。
この点だけ注意しておけば基本的には得点源になるのです。
3-2.親会社株主に帰属する当期純利益
次に、親会社株主に帰属する当期純利益です
親会社株主に帰属する当期純利益は、親会社の当期純利益を基本とします。
あとは、子会社における親会社持分の当期純利益を計算するだけです。
つまり、子会社の当期純利益のうち親会社持分を把握し、のれん償却額を控除します。
出題されることも多い勘定科目なので、覚えておいて損はないです。
3-3.繰越利益剰余金
最後に、繰越利益剰余金です
繰越利益剰余金は、親会社株主に帰属する当期純利益と集計項目は似ています。
つまり、基本的に親会社株主に帰属する当期純利益に親会社の繰越利益剰余金を加算するだけです。
どちらかしか出題されないかもしれませんが、押さえておくべき勘定科目と言えます。
3-4.番外編
前述した3つの勘定科目は、得点が取りやすい勘定科目ではありますが、絶対に取れるとは言えません。
また、純利益系は段階取得に関わる差益や取得関連費用など、特定しづらくなってしまうことも考えられるのです。
建物や売上原価、繰延税金資産や繰延税金負債などは部分的な仕訳が出来れば得点できます。
あまり出題されない項目が簡単なケースもあるので、できれば覚えておきたいところです。
結論:勘定科目に着目
連結会計で解くべき勘定科目【3選】
・非支配株主持分
・親会社株主に帰属する当期純利益
・繰越利益剰余金
今回ご紹介したのはあくまでも仕訳ができている状態の話です。
ですが、集計するのが難しく得点できないケースが多々あるのです。
では今回は以上です♪
ご視聴ありがとうございました(^^)/