何だこれはと思って解けなくなってしまう方も多いです。
結論
結論から言えば、損益計算書【P/L】と内容はほぼ同じなので、安心して解いていけるように違いを把握しておきましょう。
1.損益勘定とは
収益と費用の差額で利益(または損失)を出す勘定です。
会計期間において、行われた取引をもとに決算時において収益と費用を損益勘定にまとめます。
そうすることで、当期が利益なのか損失なのかが分かります。
-
【決算振替】損益勘定とは【簿記】
続きを見る
2.違いが分からないとどうなるのか
これはあまりにも惜しく勿体ないことなのです。
せっかく努力して仕訳も分かり、最終数値も出せるのに合っているのか自信が持てずに、計算が雑になってしまう。
このようなことを防ぐためにも、その「帳簿」や「表」がどのようなものなのか、どう表示するのかまでしっかり覚えておくことが重要です。
3.損益勘定と損益計算書【P/L】の違い【3選】
損益勘定と損益計算書【P/L】の違い【3選】をご紹介していきます。
3-1.表か勘定
先ずは、表か勘定
基本的には、表か勘定かというのが実態としての大きな違いです。
以下の違いです
損益計算書・・・表
損益勘定・・・勘定
このような違いがあり、モノとして違うものであると言えるのです。
3-2.外部報告用か内部資料
次に、外部報告用か内部資料
外部に報告するためのものなのか、内部における資料なのかと言う違いです。
以下の違いです
損益計算書・・・外部報告用
損益勘定・・・内部資料
確かに、内部における資料を利用して報告報告用の表が作成されるために、分離して考えるものでもありません。
3-3.表示
最後に、表示
例えば、本店と支店の取引から生じた内部利益を考えてみましょう。
以下のように処理します
損益計算書・・・適切に控除
損益勘定・・・そのまま収益、費用として表示
損益勘定(帳簿)の場合には、「総合損益勘定」などの勘定で内部利益を反映させることが多いですが、損益計算書の場合にはそのまま控除してしまいます。
また、損益計算書には分類があるのに対して、損益勘定は収益なのか費用なのかが分かれば解答可能です。
損益計算書【P/L】の場合には、以下のように覚えましょう
・固定資産関係(減価償却以外)などの売却などは特別利益または損失
・利息系は営業外費用または営業外利益
あくまでも感覚的なお話ですが、普遍的な部分を先に覚えておき、例外を覚えるように心掛けましょう。
基本的な金額は同じなので自信をもって解答しましょう
損益勘定と損益計算書【P/L】の違い【3選】
・表か勘定
・外部報告用か内部資料
・表示
基本的な金額は同じであることを前提として、違う部分もあるのです。
違いさえ把握しておけば、ビビらず堂々と解答できるのです。
では、今回は以上です♪
ご視聴ありがとうございました(^^)/