ですが、実際には違いは簡単で性格に覚えてしまえば忘れないくらいにしていくことが出来ます。
結論
結論から言えば、1つの会社の範囲を法的に見るのか経済的に見るのかが一番大切な違いですので、そこを中心に押さえていく必要があるのです。
1.支店と子会社とは
支店と子会社は自分が働いている社内にいない方が行っている取引が基になるので、理解しづらいと言えます。
人は目の見える範囲は現実に起きていると分かるのですが、目の見えないところは想像になってしまうからです。
支店や子会社においても実際に起きている取引ですので、しっかりイメージしていきましょう。
2.在外支店と在外子会社
支店や子会社の中でもより分かりづらくなるのが、在外支店や在外子会社です。
会計処理として海外のレートで処理するのか、本国のレートで処理するのか等複雑になってくるので、さらに苦手とする方が増えてくるのです。
ですが実際には、支店や子会社の違いを把握してしまえばそこまで難しいわけではありません。
しっかり基礎となる支店や子会社とは何なのかを知識として獲得しておきましょう。
3.支店と子会社の違いを押さえるポイント【3選】
支店と子会社の違いを押さえるポイント【3選】は、以下の通りです。
3-1.自社か他社か
先ずは、自社か他社かです
支店は自社で子会社は他社と言えます。
これに対して子会社は株式等を通じて支配しているに過ぎません。
株式の過半数を所有していれば株主総会普通決議で、取締役の選任等も出来てしまうのです。
自社なのか他社だけど支配しているのかは大きな違いです。
3-2.経済的一体
次に、経済的一体です
「本店」や「支店」勘定は債権債務とも考えられるのです。
法的に1つではないにしても、支配していて意見を言うことが出来るとなれば経済的には1つと考えられるのです。
内部において取引があればそれを控除して表示しなければ、取引規模が課題に表示されてしまうので、見づらいと言えます。
利害関係者に対して実態を的確に表している1つの『財務諸表』を作成して開示する必要があるので、『連結財務諸表』として開示するのです。
3-3.非支配株主
最後に、非支配株主です
ですが、子会社は別会社なので自社とは別に株式を発行していて、自社が保有している株式の他に株式を保有している株主がいるのです。
その方々を非支配株主と呼び、自社の資本や損益とは別に表示していきます。
非支配株主がいるかいないかも支店や子会社の違いを捉える上で重要です。
結論:全く別のもの
支店と子会社の違いを押さえるポイント【3選】
・自社か他社か
・経済的一体
・非支配株主
勉強していると分からなくなってしまうこともありますが、支店と子会社は全く違います。
会計処理が分からない場合には、現実がどうなっているのかを考えてみましょう。
では、今回は以上です♪
ご視聴がありがとうございました(^^)/