あなたは固定費と変動費というのを聞いたことありますか?
会計を勉強したことが無い方でも聞いたことある方もいると思います。
これらは会社では勿論、日常的な生活でも利用できる知識です。
結論から言えば、遣うお金の性質として変動費なのか固定費なのか把握しているだけで、お金の管理が可能になります。
そこで今回ご紹介していくのは、以下の通りです。
1.固定費と変動費とは
固定費と変動費とは、『操業度』と呼ばれるものに影響されて増減するのを変動費、関係なく発生するものを固定費と言います
『操業度』とは、簡単に言えば製品をつくる能力のことです。
通常は機械で製造する為、その機械を動かしている時間を「機械運転時間」と呼び、それが『操業度』です。
よって、機械を動かして製品を製造していく過程で発生していく費用を変動費と呼びます。
これに対して、その機械(生産能力)を動かさなくても発生する維持費用などを固定費と呼ぶのです。
ですがこれを生活費に例える場合、何もしなくても発生する費用を固定費、自分が使うないし利用、買わなければ発生しない費用を変動費と言います。
2.固定費と変動費になぜ分けるのか
固定費と変動費に分けると、遣うお金を管理することが出来るようになります。
遣っているお金には性質があります。
例えば、良く言われるのに浪費・消費・投資があります
これ等による分類は大切であり考えていく必要はありますが、分類が難しいことがあります。
なぜなら、浪費も消費も考え方によっては投資になりうるからです。
これに対して、固定費と変動費は比較的客観性がある分け方で、考えていきやすいのです。
ですが、どちらかを選ばなければいけないわけではありませんから、基本的な性質として固定費と変動費を覚えておきましょう♪
3.固定費と変動費に分けて考える方法【3選】
固定費と変動費に分けると言っても、そもそも分かれてはいるのでそれを改めて確認していく方法です。
会社では『固変分解』と言われ、「直接原価計算」という方法により行っている場合に「全部原価計算」に戻すために行われます。
ですが、今回はあくまでも生活費のことですので簡単に考えてみて下さい。
固定費と変動費に分けて考える方法【3選】は以下の通りです。
3-1.固定費の削減
先ずは、固定費の削減です
使っていないのに発生しているお金は意外と多いかもしれません。
これは契約したが遣わない場合で、以下のようなことが考えられます
・ジムの月会費
・動画配信サービスの月額利用料
固定費は何もしなくても発生するお金ですから、削減すると長期的に見た場合大きなお金を無駄にせずに済みます。
3-2.固定費の変動費化
次に、固定費の変動費化です
無くすまでにいかなくても固定費を変動費化することが考えられます。
携帯電話の話し放題をやめてみることも1つの手です♪
このようにすれば、使った分だけかかってくるので無駄がなくなりますし、自分でコントロールできるのです。
コントロールできるお金の使い道を増やしましょう。
3-3.変動費のコントロール
最後に、変動費のコントロールです
前述した通り変動費は比較的コントロールしやすいです♪
なぜなら、生活費における変動費は製品等が存在しないので、自分が日々遣っているお金を示しているからです。
また、準変動費・準固定費という分類もあり、以下の通りです
準変動費:一定の金額は固定費でそこから利用に応じて金額が増えていくもの
準固定費:ステージに応じて金額が増えるもの
前述した携帯代も【基本料+利用料】と考えると準変動費です。
ですから、変動費部分である利用料はコントロールできるというわけです。
まとめ
固定費と変動費に分けて考える方法【3選】
・固定費の削減
・固定費の変動費化
・変動費のコントロール
お金を遣うという意味において共通して言えるのは『ムダの削減』です。
ですから、このような根本的な性質を分かった上で、浪費・消費・投資に分類し検討することも大切です♪
それを日々繰り返すことで、お金を管理していけるようになってきます。
実際には、自分の生活に応じてお金では解決しきらない部分も出てくると思いますので、広い視野を持って考えていくべき問題です
では、今回は以上です♪
ご視聴ありがとうございました(^^)/