工業簿記の費目別計算において、あまり論点として上がらない一つに経費があります。
結論から言えば、費目別計算におけるその他の部類であり、金額や範囲が大切です。
1.工業簿記における経費
工業簿記で経費を勉強する際は、種類が多すぎて嫌いになる方がいるでしょう。
なぜなら、材料費労務費と比較してその他にあたる部分だからです。
経費で大切なのは、経費の名前一つ一つではありません。
2.製造に必要なもの
工業簿記における経費で大切な考えは、今でも製造に要するものです。
経費は材料費のように、基本的に製品に対していくらかかったのか直接的に把握することはできないかもしれません。
ただし、経費をかけなければ良い製品は作れません。
3.工業簿記における経費をマスターするポイント【3選】
工業簿記における経費をマスターするポイント【3選】は、以下の通りです。
3-1.種類
先ずは、種類です
経費は基本的に4種類に分類されます
- 支払
- 月割
- 測定
- 発生
他の費目別計算と同様、いくら支払ったかではないことに注意しましょう。
正確な製品原価の計算のためには、それぞれの発生態様にあった計算をしていく必要があるのです。
3-2.製造間接費
次に、製造間接費です
材料費労務費と並べられる際に経費ではなく製造間接費とされている場合があります。
これは、経費のほとんどが製造間接費だからです。
つまり直接経費がない場合には経費として表示されて製造間接費とされます。
3-3.福利費
最後に、福利費です
言うまでもなく福利厚生費は経費と言えます。
ですが、法定福利費は労務費の分類です。
福利施設負担額などは、福利厚生費とされています。
結論:経費は基本製造間接費
工業簿記における経費をマスターするポイント【3選】
・種類
・製造間接費
・福利費
製品の製造において直接的に把握できるものはあまりありません。
逆に直接経費だけを押さえて他は間接費と考えておいても良いかもしれません。
では今回は以上です♪
ご視聴ありがとうございました(^^)/