簿記の内容が2級、1級と上がって来ればなおさら分かりづらくなります。
結論
結論から言えば、個別論点のように感じるものでも、固定資産の会計処理として統一して考えれば、頭がすっきりするのです。
1.固定資産の特殊な処理とは
固定資産と言っても特殊なものではなく、建物や車など通常営業を行う際に利用されます
ですから通常の利用に伴い行われる処理もあります。
固定資産を買って利用するにはあたり、固定資産の勉強の中でちょっとだけ特殊な部分がありますので今回はそちらを取り扱っていきます。
2.普遍的な固定資産の会計処理
固定資産の会計処理をして誰もが1番最初に思い浮かぶのが『減価償却費』の計算でしょう
こちらはどのような会社でも固定資産を利用しているのであれば行っていかなければなりません。
固定資産を利用する期間にわたりを分割して計上していくことになります。
3.固定資産の特殊な処理【3選】
固定資産の特殊な処理【3選】は、以下の通りです。
3-1.リース
先ずは、リースです
リースは固定資産を一定の期間貸し借りすることを言います。
ですから、ケースによっては売った場合や買った場合と同様の処理(ファイナンスリース)がなされることもあると言えます。
借りる場合の会計処理はもちろん、上位級を目指す方は貸し手側の会計処理まで勉強していきましょう。
3-2.減損
次に減損です
通常固定資産は取得原価で評価され減価償却費として価格を減少させて行きます。
ですが、現状売った価格や使いながら得られる収益の額が反映されてません。
また、使用期間が長期にわたる固定資産においては特に回収できる価格が反映されていることにはならないのです。
3-3.資産除去債務
最後に資産除去債務です
固定資産は大きいものが多かったり、撤去にお金がかかる場合も多くあります。
そうすることで後でお金を払う金額を『貸借対照表』に反映することができます。
利害関係者に適切な財政状態を表示して知らせることが可能と言えます。
結論:そもそも何の処理なのか考えましょう
固定資産の特殊な処理【3選】
・リース
・減損
・資産除去債務
今回ご紹介した会計処理は一つ一つ学んでいくことが多いため、何のための処理なのか分からなくなってしまいがちです。
それを分かっているだけで財務諸表の出題などの際に複合的に問われる可能性があります。
また実務でも当然一つ一つというわけではありませんので、様々なケースに対応できるようにしておくことが重要なのです。
では今回は以上です♪
ご視聴ありがとうございました(^^)/