アメリカの統計学者である「ウィリアム・エドワーズ・デミング」によって講演されたものを「日本科学連盟」が公表したとされている生産技術としての品質管理の方法です。
モノをつくる際には質が重要でありそのプロセスを分解して効率化しようとしたものです。
この技術は通常の生活においても用いることが出来ます。
そこで今回は一般的に言われているPDCAを利用して目的を達成する活用法をご紹介します。
PDCAそれぞれ4つに分けてご紹介します。
1.計画(Process)
先ず、『計画』です
目的を明確にしてどのように行動していけば良いのか考えていきます。
こちらはできる限り具体的に考えると良いでしょう。
「明日勉強する。」
これだと抽象的ですよね。
なので、「明日○時から○○(教科名)を○ページやる。」
このように具体的にスケジュールを組んでみると良いでしょう。
2.実行(Do)
次に、『実行』です
計画したことを実行に移していく過程です。
計画を実行に移せずに終わってしまうと
計画に費やした時間も労力も水の泡に
なってしまいます。
とりあえず行動してみましょう。
3.評価(Check)
さらに、『評価』の過程です
ウィリアム・エドワーズ・デミング氏によると、こちらの過程が講演したものと少し違うとの指摘があるようです。
ただ、今回は個人レベルでのお話ですので細かいことは置いておきます。
実行したものを評価する過程です。
ようは、計画した通りに出来たのか見ていくと言うことです。
評価するというのが個人ではあまりしないことなので大切かと個人的には思います。
「○時に○○(科目名)が○ページ出来たのか(出来なかったのか)」
また、「何故出来たのか(出来なかったのか)」
考えておきましょう。
4.是正(Action)
最後に、『是正』の過程です
こちらの過程では、評価し出来なかった原因を突き止めた結果を改善します。
出来なかった原因
「朝から勉強をやっていると○時には疲れて集中出来なくなっている。」
改善策
「前の教科を勉強する時間を少しづつ削り仮眠をとる時間を○時~15分設けてみよう。」
このように改善策を仮定してみます。
これを基にまた計画を練り直していきます。
PDCAを個人レベルで回すことで目的達成に貢献できます。
ただ、一番大切なことがあります。
改善策のところで「疲れて」と述べたように人は機械ではありません。
テイラーの『科学的管理法』の失敗した原因と言われているものと同じです。
あまりにも詳細に取り決めると肉体的にも精神的にも疲弊してしまいます。
ある程度の柔軟性も大切です。
「睡眠は何時間取った方が頭が回るな。」
「週末は遊んだほうが勉強に集中できるな。」
など人として気付きがあれば取り入れましょう。
では、あまり無理をなさらずに♪
ご視聴ありがとうございました(*'ω'*)