簿記は説明する際に形式的になりがちです♪
ですがそれは、説明を受けている側は理解が出来ません。
結論から言えば、簿記は内容をしっかり説明する必要があり、それが抜けていると形式的な説明になり、勉強する側は理解が出来ないのです。
そこで今回は、以下のことについてご紹介していきます。
1.簿記を人に教えるとは
簿記を人に教えると言っても様々なケースがあるでしょう♪
簿記を人に教える状況は、例えば以下のような場合です
・学校の後輩、会社の部下への説明
・クライアントの巡回監査、自計化時
また、人によっては高校・大学・専門学校などでの説明を行う機会があるかもしれません。
このような場合に、簿記を人に教えることがあり、その際には注意をすべきことがあるのです。
2.人に簿記を教えるのになぜ注意することがあるのか
人に簿記を教える時には形式的になりがちです♪
と言うのも、簿記は資格のために勉強する方が多いのです。
その際に、点数を取るためには計算が解けないといけなく、逆に点数を取るためには計算が解ければ良いのです。
故に計算式を説明しがちになります。
ですが、その計算式のみではただの数学であり、数学をいつ使うのか分からないと言う方が居るように分かりづらいのです。
ですから、そのような形式的な説明にならないように注意していく必要が有るのです。
3.誰にでも分かるように簿記を人に教える際の注意点【3点】
誰にでも分かるように簿記を人に教える際の注意点【3点】は、以下の通りです。
3-1.方程式や図は解説
1点目は、方程式や図は解説することです
分からない方からすると、方程式や図は何の計算なのかが大切です。
例えば以下のようなものです
・売上原価の計算(棚卸減耗費・商品低下評価損)
・固定資産の減価償却費
・原価計算の差異計算
このようなことは、内容を説明するのとしないのでは理解が全く異なります。
なぜそうなるのかをしっかり説明しましょう♪
3-2.実態を説明
2点目は、実態を説明することです
簿記には、取引などの実態が有るわけです。
実態を抜かした説明は、何を行なっているのか分かりません。
絶対的なものとは違い、完璧な説明はし難いために避けがちになってしまうのは否めないでしょう。
ですが、自分の分かる限りで良いので説明するように注意しましょう♪
例えば、固定資産の減価償却費の計算(定額法)の計算を説明するとします
この計算式を説明する前に、以下のことを説明します
①固定資産は長期で使う
②長期で使うと劣化する
③取得価額で計上してるのは間違い
④故に取得価額のうち劣化する部分を反映させる処理である
細かいことを言えば違うというところがあっても構いませんので、ざっくり説明しましょう。
そうすることで、理解が深まるのです。
3-3.体系的な説明
3点目は、体系的な説明をすることです
仕訳を説明するだけでは、ダメな場合もあります♪
なぜなら、財務諸表への表示が分からないと解けない問題も多くあるからです。
例えば以下のような勘定科目のことです
・有価証券評価損益
・貸倒引当金
「有価証券評価損益」は決算時に相殺して表示しますし、「貸倒引当金」は負債でも債権から控除する形で表示されます。
このような場合には仕訳だけでは足りません。
特殊ケースがある場合は特に、体系的に説明することを心掛けましょう♪
まとめ
誰にでも分かるように簿記を人に教える際の注意点【3点】
・方程式や図は解説
・実態を説明
・体系的な説明
このような説明を注意していくことが大切です♪
自分が解きやすい説明というのは、人によっては分かりづらいかもしれません。
誰にでも分かるような説明をする必要が有るのです
問題を解くだけなら自分で試行錯誤した方が速い可能性もあります。
教科書などでは分かりづらいことを、かみ砕いて説明出来るようにしていきましょう。
では、今回は以上です♪
ご視聴ありがとうございました(^^)/