今回は商品売買とは何か、会計処理についてもご紹介します。
1.商品売買とは何か
そちらが商品です。
ご自分が主たる経営を行う際に売るものが商品です。
ですので、固定資産を持っていたものを売るのは商品ではありません。
その一連の流れを会計処理していくのが商品売買になります。
2.諸掛り
商品売買を行うにあたって商品代金だけ必要なわけではありません。
ご自分が商品を売るとしたらただ商品代金を払えばよいのでしょうか。
仕入れるにしても手数料や配送料等掛りますよね?売る際も同様で、それを「諸掛り」と言います。
仕入れる為に掛った諸掛りは、商品代金に含めます。商品の仕入れに掛ったお金だからです。
これは、商品を売る為に掛ったお金ではありますが何に掛ったのかを明確に示すためです。
3.基本的な会計処理
例1
商品を100円で仕入れ、手数料(諸掛り)10円とともに現金で支払った。
買った時の処理
仕入 110円 | 現金 110円 |
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例2
仕入れた110円の商品を売上120円現金で受け取った。その際に送料(諸掛り)10円を現金で支払った。
売った時の処理
現金 120円 | 売上 120円 |
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発送費 10円 | 現金 10円 |
このような会計処理を行います。
4.値引き・返品
値引きや返品は汚れや傷などで、値引きしたり・返品したりすることを言います。
例3
商品を110円掛けで仕入れていたが、汚れや傷があったので10円値引きして貰った。
買掛金 10円 | 仕入 10円 |
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商品を110円掛けで仕入れていたが、汚れや傷が酷かったので返品した。
買掛金 110円 | 仕入 110円 |
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このように金額が違うだけになります。
安くしてもらったか(値引き)、商品自体を返しているか(返品)は違うので覚えておいてください。
例6
商品を120円売りかけていたが傷や汚れがあったので10円値引きした。
売上 10円 | 売掛金 10円 |
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例7
商品を120円売りかけていたが傷や汚れが酷かったので返品した。
売上 120円 | 売掛金 120円 |
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このように、基本的には似たような取引にはなります。
色々考えてしまいがちだと思います。最初はコツコツ頑張ってください。
では、ご視聴ありがとうございました(^^)/