日商簿記1級とは異なり、全経簿記上級を耳にする機会は少ないかもしれません。
全経簿記上級は有用な資格なので、勉強をするにあたり押さえておくべき特徴と論点を知っておくことが大切です。
結論
結論から言えば、主に理論の出題が特徴として見られ、日商とは異なった論点からの出題ががぼちぼち見受けられます。
1.全経簿記上級について
1番大きく影響をしてきたのは税理士の受験資格を得られることです。
これは合格率にあり、日商簿記1級と比較した際に、10%前後の差がでる時もあります。
2.全経簿記上級の特徴
全経簿記上級の特徴として大きいのが理論です。
会計学はほとんど理論で、工業簿記・原価計算についても理論が出題されることがあります。
解けるだけでなく、なぜそのような会計処理をするのか大企業の管理者として働く際に理解できていることが求められているからです。
3.全経簿記上級で押さえておくべき論点【3選】
全経簿記上級で押さえておくべき論点【3選】は、以下の通りです。
3-1.『連結精算表』
先ずは、『連結精算表』です
これは、それぞれの財務諸表について体系的に理解しているかが見られているからです。
大切なのはどこにどのような金額が入ってくるのかです。
3-2.本社工場会計
次に、本社工場会計です
本支店会計の出題はよく見られますが本社工場会計は珍しいと言えます。
本社と工場の取引を帳簿に記載しておくのです。
こちらも特に難しいことはありませんが見ていなければ解けません。
3-3.工程別原価計算(非累加法)
最後に、工程別原価計算(非累加法)です
工程別原価計算の出題は、日商簿記1級でも見受けられます。
通常の計算方式や改正計算方式などを利用する非累加法も出題されるので、確認が必要です。
内容を理解しながら解くことが1番大切ですが、とりあえず解ける状態にしておけば、解けてしまうかもしれないので、覚えておきましょう。
結論:理論+α
全経簿記上級で押さえておくべき論点【3選】
・連結精算表
・本社工場会計
・工程別原価計算(非累加法)
それに上乗せする形で特殊かつ大きな点数が見込まれる論点を先に押さえておくと良いです。
では今回は以上です♪
ご視聴ありがとうございました(^^)/