コツを掴んでしまえば得点源とすることが可能です。
結論
結論から言えば、仕損の処理が一番のポイントです。
1.個別原価計算
ひとつひとつ職人が手作りで作っている場合には、製品にどれだけ原価が使われているか分かりやすいです。
材料費、労務費、経費を「製造指図書」に従いどれだけかかったのか集計していきます。
その際に補修を要していたり、作業靴が発生したりするので、処理していくのです。
2.個別原価計算の難易度
人によって感じ方は異なりますが個別原価計算はそこまで難しくはありません。
「製造指図書」の数や、仕損・作業くずの発生にもよります。
ですが、ほとんどの問題は時間があれば解けるレベルにまではなるはずです。
3.工業簿記における個別原価計算を解くためのコツ【3選】
工業簿記における個別原価計算を解くためのコツ【3選】は、以下の通りです。
3-1.補修可能か否か
先ずは、補修可能か否かです
商品を作っていて、少しかけてしまったりなどした場合を考えてみてください。
補修ができる場合には、「補修指図書」を発行します。
ここで注意しておきたいのが、補修した「指図書」は仕損じた製品はないことです。
なぜなら補修した製品はそのまま完成品になるからです。
3-2.仕損の「指図書」はどれか
次に、仕損の「指図書」はどれか
勉強したことがある方ならわかりますが一部が全損かです。
一部の場合には、壊れた部分を再度作って取り付けるイメージです。
新しく作った指図書が仕損費として計上されます。
壊れてしまった製品は利用できないので、仕損費として処理します。
補修の場合と異なり、仕損じた製品があり評価額がつくので、「仕損品」勘定が出てきます。
3-3.作業くず
最後に、作業くずです
製品を作っていると、作業くずが出てくることがあります。
この時に出た作業くずは、売れる場合があります。
つまりこの作業靴の評価額を、指図書の製造原価から控除する必要があるのです。
結論:ポイントを押さえれば簡単
工業簿記における個別原価計算を解くためのコツ【3選】
・補修可能か否か
・仕損の「指図書」はどれか
・作業くず
個別原価計算は、製品別原価計算であり、費目別原価計算や部門別原価計算と絡めることができます。
忘れてさえいなければ意外と簡単に解けてしまうはずです。
では今回は以上です♪
ご視聴ありがとうございました(^^)/