内容について簡単に理解していくことが会計を勉強していく上では必要になってきているのです。
結論
結論から言えば、演繹的アプローチにより作成された会計に関する基礎的な部分を規定しています。
1.『財務会計の概念フレームワーク』とは
討議資料として公表された『財務会計の概念フレームワーク』は会計の基礎的部分が決められています。
日常的に勉強している会計の勉強が1+1=2だとすれば、1とは何か+とは何か、なぜこのような計算を行うのかについて書かれているのが『財務会計の概念フレームワーク』です。
普遍的な部分であり、会計を勉強している方にとって必ず理解していきたい内容と言えます。
2.演繹的アプローチ
今まで基準の作成は帰納的アプローチにより行われてきました。
『概念フレームワーク』はこの方法がとられず、演繹的アプローチにより成り立っています。
演繹的アプローチは会計の目的や前提となる考え方からどのような基準を設定するべきなのかについて考えて規定していく方法です。
つまり、会計がどのようにあるべきでどうしていくべきなのかについて試行錯誤されており、新たな取引の発生があったとしても柔軟に対応できるように規定されています。
3.『財務会計の概念フレームワーク』を理解するポイント【3選】
『財務会計の概念フレームワーク』を理解するポイント【3選】は、以下の通りです。
3-1.会計の目的・質的な特性
先ずは、会計の目的・質的な特性です
『財務会計の概念フレームワーク』では投資家が会社の将来の予測に役立つようにと考えられています。
会計情報とは、日々行っている簿記による会計処理を行った結果どのような情報を提供していく必要があるのかについて考えられているのです。
会計の情報がどうあるべきなのかについて質的な特性の観点から規定されています。
3-2.定義づけ
次に、定義づけです
資産・負債・純資産・収益・費用や当期純利益や包括利益に至るまで、定義づけがなされています。
すべてを包含した考え方が踏襲されているのは画期的と言えます。
用語を利用して基準を作成していく際に有用な情報と考えられるのです。
3-3.認識と測定
最後に、認識と測定
こちらに関しても基本的にひとつずつについて考えれば明確になってきますが、普遍的な部分として捉えるには難しいです。
つまり、現金はいついくら認識するのか等について考えるにはそこまでではありませんが、資産をいつ認識するのかと考える場合には難解と言えます。
双方の履行と一定程度の蓋然性等難しい用語もでてくるので、簡単に考えていくことが大切です。
結論:会計って何?の視点
『財務会計の概念フレームワーク』を理解するポイント【3選】
・会計の目的・質的な特性
・定義づけ
・認識と測定
簡単なことが一番難しいと言うのが分かる方はどのような視点で考えれば良いか一目瞭然と言えます。
『財務会計の概念フレームワーク』はとても面白いので、是非少しずつ読み進めてみてください。
では、今回は以上です♪
ご視聴ありがとうございました(^^)/