それぞれ収益と費用の対応ですが、的確に把握しておく必要があるのです。
結論
結論から言えば、収益と費用の対応にはどのような関係性があるのかを捉えることで、適切な期間損益計算が出来るようになります。
1.期間損益計算とは
会計は利害関係者への報告の為に行われ、1会計期間における経営成績や財政状態、キャッシュフローの状態を報告します。
経営成績は営業・営業外・特別のそれぞれにおいてどのような理由で発生した収益であるのかを把握します。
利害関係者はこれにより将来の経営成績を予測することが可能となり、適切な投資を行なっていくことが出来るのです。
2.収益と費用の対応
これに対して費用の認識は、期間における収益に対応した費用の認識を行っていくのです。
収益に対応した費用の認識をすることで、収益に対応した費用を控除して適切な利益計算が出来るようになります。
この対応の性質による違いとして個別的対応と期間的対応があるのです。
3.個別的対応と期間的対応の違い
個別的対応とは、商品の売上と売上原価の対応であり、1個の商品を売った時に売上原価を把握することが出来ます。
商品ごとの売上と個別に対応しているので、個別的対応と言われます。
これに対して、販売費や一般管理費は個別の商品ごとにいくらかかったのか実際に把握することは出来ません。
そこで、1会計期間における費用の内当期分に対する費用を把握して、1会計期間において発生した分を考えていきます。
この違いを適切に把握していくことで、売上原価なの販売費及び一般管理費なのかを把握できます。
結論:対応の違いに着目
費用と収益を適切に対応させていけば、適切な期間損益計算を行うことが出来ます。
商品の売上に対する対応関係の仕組みについてしっかり理解していきましょう。
では、今回は以上です♪
ご視聴ありがとうございました(^^)/