ですが会計処理が複雑になりやすく、理解が追いつかない方も多々いらっしゃいます。
結論
結論から言えば、要点をいくつか押さえておくだけで、簡単に理解していくことができるようになるのです。
1.リース会計とは
リース会計とは固定資産等を長期にわたって、借りることです
少し借りるのとは違い長期的に借りることがポイントと行けるでしょう。
車という高価なものを買う必要がなく、もし使わなければ返せば良いだけで売る手間などがありません。
コツコツと新車を買うお金を貯める必要もなく、売った時にいくらになるのかを考える必要もないのです。
また車は借りているため、自分でぶつけたりしない限りは整備する責任は通常会社側にあります。
会社においてもほとんどこれと同様で、規模や金額が大きくなるだけと考えれば分かりやすいでしょう。
2.リース会計の会計処理
リース会計における会計処理は様々ありますが、ここではポイントを中心に押さえておいてほしいので、例としてファイナンスリース取引における会計処理を軽くご紹介していきます。
①リース契約時
果物 | 味 |
---|---|
リース資産 ××× | リース債務 ××× |
②リース料支払い時
果物 | 味 |
---|---|
支払利息 ××× | 現金預金 ××× |
リース債務 ××× |
③減価償却費
果物 | 味 |
---|---|
減価償却費 ××× | 減価償却累計額 ××× |
3.リース会計をわかりやすく考える方法【3選】
リース会計をわかりやすく考える方法【3選】は、以下の通りです。
3-1.ファイナンスリースかオペレーティングリース
先ずは、ファイナンスリースorオペレーティングリースです
分割して買っているようになっている場合は、ファイナンスリースと呼びます。
ノンキャンセラブルとフルペイアウトとする、途中でキャンセルできなく、使用にあたって必要とするお金を負担して利益を得ているかどうかで判断します。
これは実質的に見れば、買った場合と変わらないですよね。
ですからノンキャンセラブルフルペイアウト両方満たしてる場合は買った場合と変わらない。その基準として現在価値基準か経済的耐用年数基準のどちらかを満たしている場合と考えられるのです。
つまり、現在価値基準経済的耐用年数基準どちらかを満たしているのであればノンキャンセラブルライトを両方を満たしていると考えられます。
覚えるのであれば、現在価値基準か経済的耐用年数基準のどちらかに当てはまった場合は、ファイナンスリース取引に該当する。
3-2.所有権移転か所有権移転外
次に、所有権移転or所有権移転外です
所有権移転とは、リース契約が終わった時に所有権が移転するかどうかです。
所有権移転の場合には、リース資産は自己所有の場合の耐用年数・残存価額を基準に償却します。
所有権移転外の場合には、リース資産はリース期間を耐用年数とし残存価額はゼロで償却します。
これは所有権が移転しない場合には自分で持ってるよ固定資産とは違うのであくまでもリースしているのを前提に行われる会計処理だからです。
3-3.割引率と計算利子率
最後に、割引率or計算利子率です
貸手の購入価額がわかるのなら、所有権移転ファイナンスリース取引においては購入価額。所有権移転外ファイナンスリース取引においては、リース料総額の割引現在価値か貸手の購入価額のいずれか小さい方です。
貸手の購入価額がわからない場合には、所有権移転所有権移転外共に、リース料総額の割引現在価値か見積現金購入価額のいずれか小さい方です。
貸手の購入価額によるのは、所有権移転ファイナンスリース取引の場合、ほぼ自分の資産なので貸手がその資産を購入した時の金額によるのが正しいからです。
ここまでで出てくるリース料総額の割引現在価値の計算に用いる割引率は、貸手の計算利子率でわかる場合はそれにより分からない場合には追加で借り入れた場合の追加借入利子率を用います。
ここをしっかり分けて考えることで、簡単に理解して覚えていきます。
計算する際の利子率は、通常リース資産の計上額に依存します。リース料総額の割引現在価値を用いる場合には、その時用いた割引率。貸手の購入価額や見積現金購入価額を用いてる場合には、それぞれ与えられた利子率を用いましょう。
このように整理して考えていくことで頭が簡略化されすっきりします。
結論:簡単にしていく
リース会計をわかりやすく考える方法【3選】
・ファイナンスリースorオペレーティングリース
・所有権移転or所有権移転外
・割引率or計算利子率
このように簿記の中でも覚えることが多い論点というのはいくつかあります。
ですからあくまでも方法は簡単にしていきを覚えておくというのが大切です。
では今回は以上です♪
ご視聴ありがとうございました(^^)/