計算するのは意外と難しく、求めるのは一苦労です。
結論
結論から言えば、『損益計算書』と『貸借対象表』両面から求められるようにしておくことが大切と言えます。
1.当期純利益とは
当期純利益とは、簡単に言えば当期にいくら儲けが出ているかです。
ちなみに当期純利益だけではなく当期純損失の場合もあるので注意しましょう。
いずれにしても、会計期間において儲けが出たのかはたまた損をしてしまったのかを表す尺度と言えます。
2.試験であまり重要ではない
当期純利益または当期純損失は最終的に求められる数値であり重要です。
ですが試験では時と場合に応じて重要ではなくなることがあります。
これは、他の項目と点数が同じ場合、とても効率の悪い解答箇所になることがあるのです。
3.簿記における当期純利益の求め方のポイント【3選】
簿記における当期純利益の求め方のポイント【3選】は、以下の通りです。
3-1.収益と費用の差額
先ずは、収益と費用の差額です
1番スタンダードな考え方であり、前述してきた方法です。
つまりこれは、100円の売り上げ(収益)から80円(原価)を控除した差額です。
商品を見る場合だけでなく様々な収益から費用を控除して利益又は損失を求めます。
3-2.『貸借対照表』上
次に、『貸借対照表』上です
収益と費用の差額だけではなく『貸借対照表』でも求められる場合があります。
株式を発行したり自己株式を取得したりなどをしていなければ、純資産項目の差額は当期純利益または当期純損失です。
なぜなら、当期の収益と費用を損益項目に振り替え、その後損益項目を繰越利益剰余金に振り替えているからです。
繰越利益剰余金の加減により当期純利益を求められることもあります。
3-3.クリーンサープラス関係
最後に、クリーンサープラス関係です
クリーンサープラス関係は、1期間における当期純利益の変動と貸借対照表の変動は同じになるという関係性をいいます。
また、昨今ではその他有価証券評価差額金のように直接純資産項目に計上される場合があります。
その為、資本等取引を除き株主資本と当期純利益または純資産と包括利益の関係性を示していると言われるのです。
結論:基本は収益と費用の差額
簿記における当期純利益の求め方のポイント【3選】
・収益と費用の差額
・『貸借対照表』上
・クリーンサープラス関係
ただし、勉強を継続していくにしたがって、様々な方向性から当期純利益を求めれらるようにしていく必要があります。
では今回は以上です♪
ご視聴ありがとうございました(^^)/