ご自分が何か売って、経営を行いたいとします。そしたら、経営を行う際に売るのが「商品」です。
因みに、「商品以外」の中には「固定資産」等が入ります。
例えば、使っていた車を売る場合は、商品ではありません。
そこで商品以外として会計処理します。
会計では主たる商品を売ってどれだけの利益が出たのか事業を行ってどれだけの利益が出たのか。
利害関係者が明確に判断できるように区分していきます。
1.掛け取引とは
会計の視点における掛け取引は、
後で現金を支払うよ♪
後で現金を貰うよ♪
という取引です。
通常でしたら今モノを買って対価を払い今モノを売ったら対価を受けとりますよね。
そちらが異なります。
2.商品か商品以外
掛け取引の場合、商品か商品以外かで会計処理は異なります
こちらは重要なので何度も言いました。
この視点が抜けていると、次の会計処理が形式的になりがちです。
実際に、資格を持っている方でも理解せず暗記している方がいる筈です。
3.会計処理
例1
商品の場合(買い)商品を100円で仕入れ、代金を掛けとした。
商品 100円 | 買掛金 100円 |
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例2
商品の場合(売り)商品を100円で売り代金を掛けとした。
売掛金 100円 | 売上 100円 |
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例3
商品以外の場合(買い)固定資産を100万円で買い代金を掛けとした。
固定資産 100万円 | 未払金 100万円 |
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例4
商品以外(売り)固定資産を100万円で売り代金を掛けとした。
未収金 100万円 | 固定資産 100万円 |
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厳密には固定資産は償却といって、使ったとされる分を費用に計上します。
このように、商品と商品以外とでは処理が異なります。
勿論、商品か固定資産かでは金額の多少は何を商品としているか固定資産の値段等で異なります。
ですが、覚えておくべきは勘定科目名のみです。
商品は、「買掛金」「売掛金」
商品以外は、「未払金」「未収金」
これだけです。
難しく感じてしまうかもしれないですが、本当は簡単なんです。
では、ご視聴ありがとうございました(^^)