今回は日商簿記検定において行われている2018年の見直しから2019年の3級の改定においてどのようなことが意図されているのかをご紹介していきます。
改正意図を知ることにより内容を理解し点数へ結びつくことが考えられます。
ですから、どのような考えで改正が行われているか考えてみて下さい。
1.ビジネススタイルの変化や会計実務の動向
会計を行っていると文字の世界のお話しなのではないかと思いがちです。
ですが、そのような取引が現実に行われていることを把握してください。
そして、その取引は日々進化しています。
想像してみたら分かると思いますが、近所の肉屋・魚屋・八百屋にそれぞれ買い物に行っていた時代からスーパー・百貨店・コンビニなど色々な商品を取り揃える店が出てきたり今では家に居ても買い物が出来ます。
そのような動向も含め、今ではクレジットカードなどで買い物をすることが当たり前の時代になってきているとも言えます。
企業はこのような動向に対応していかなければいけませんし、ビジネスチャンスにしていかなければ存続していくことが出来ません。
ですから、それに伴い会計処理も日々進化しているわけです。
2.実際の企業活動や会計実務に即する
企業の活動は進化していてそれに伴い会計処理も進化しています。
ですが、検定自体が変化しない出題内容では簿記検定を取得したのに実務で今行われている簿記が分からないという検定の意味をなさない状況が生まれてしまいます。
そのような会計処理に即するように出題内容を見直し、今となっては重要性が乏しい内容を出題から外していくよう改定する流れに至ったわけです。
3.企業実務において重要度が高い論点
会計実務における会計処理の中でも重度の高い論点を難易度をそれぞれの級に合うように考えながら出題するとのことなので、勉強をしっかりしていればあまり問題はないと思われます。
ですが、逆を返せば今まで見たことのないような論点もあるかもしれないので、勉強をしていないと解けない問題も多くなるかもしれません。
しっかりと網羅的に対策を行っていくことをおすすめします。
ですから、分からない所を勉強するのは基本ですが基本的なところを忘れないように、一か所を深掘りするよりも、色々な問題の簡単な部分は解けるようにしておくことが第一目標です。
まとめ
改正意図
・取引が変遷している
・現実に即する出題
・重要なところの難易度を調整
このように、あまり企業では使われないような個人商店向けの会計処理から小規模株式会社の取引へと3級の出題内容は変わっていきます。
また、現状の取引に即する取引が増えていくので実務において即戦力として働けるような勉強が出来るようになっていくことが予想できます。
是非、そのようなことを踏まえて勉強されることをおすすめします。
では、今回は以上です。
ご視聴ありがとうございました(*'ω'*)