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プロスペクト理論と損小利大【考え方】

難しいように聞こえるかもしれませんが「損を受け入れましょう」というお話です。

 

確実に損をしますと言われれば「嫌です」と言うのは当たり前です。

 

ですが、このような場合はどうでしょう。

 

①確実に損をする

②50%の確率で①よりも損をする50%の確率で損をしない

 

そのような場面に出くわした場合にどのように考えますか?

 

そんな場合には確実な損が多少の損ならそちらを選択した方が良い場合があるのです。

 

1.損小利大

 

「損小利大」と言うのを聞いたことがありますか?

 

相場で良く用いられるこの言葉ですが、意外と知らない方も多いのではないでしょうか。

 

これは、読んで字のごとく「損失を小さく利得を多くしましょう。」と言うことです。

 

損をできる限り小さく抑えて利益を大きくする為にはどうしたらよいのか。

 

それは多少の損を受けいれて、利益が出ている時にさらなる利益を求めるべきなのです。

 

2.プロスペクト理論

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%AF%E3%83%88%E7%90%86%E8%AB%96

 

『プロスペクト理論』とは1979年にダニエル・カーネマンとエイモス・トベルスキーによって展開されたとされる意思決定モデル1つです。

 

以下で2つの方法を検討してみましょう。

 

1つ目

 

①100%得をする

②50%の確率で①よりも得をする50%の確率で得できない

 

2つ目

 

①100%損をする

②50%の確率で①よりも損をする50%の確率で損をしない

 

勿論数字によって多少はあります。

 

ただ、今回は敢えて金額的数字は除きます。

 

1つ目の場合は①を2つ目の場合は②を選択する人が理論上多いということです。

 

人は得する場合は確実な得を。

 

損する場合は賭けに出る可能性が高いということです。

 

一般的に考えられるリスクとリターンの関係性については以下の記事をご参照下さい。

 

http://masutann.com/risukutorita-nnnokannkei/

 

3.損を受けいれる必要性(損切り)

 

得をしている時はさらなる得を求める。

損をしている時には損を受け入れる。

 

この考え方が大切なんですが1番大切なのは損を受け入れるつまり損を切る「損切り」という考え方です。

 

得をしている時に得を求めるのと損をしている時に損を切るのでは損を切る方が難しい気がします。

 

損をしている時に損をしたくないからとさらに追ってしまうのは取り返しのつかない大損に繋がる可能性が有ります。

 

「これ位の損で済むなら良かった。」位に考えましょう。

 

また、これは日常生活での出来事に似ています。

 

なにか良くないこと(損失のようなこと)が起こった際にそれをカバーしようと焦るとさらに良くないことが起こるかもしれません。

 

冷静になり、今やらなければいけないのか明日ではいけないのか考えましょう。

 

別の日でも良いなら良いこと(利得のようなこと)があった日に行ったほうが効率が良いかもしれません。

 

では、今回は以上です♪

ご視聴ありがとうございました(*'ω'*)

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