では、簿記の知識は将来的に必要がなくなるのでしょうか。
結論から言えば、簿記自体はなくなることはないでしょうし、少なからずこれを読んでいる方々にとってAIに一任して、簿記が必要なくなることはないでしょう。
1.AIとは
AIとは人工知能のことであり、人の代わりに考えることが出来る知能のことを言います。
具体的には、以下の2つがあります
人工知能は、便利ではありますが、自分の職業や仕事が無くなってしまうかもしれないという不安のひとつなのです。
2.簿記の性質
ただ、簿記は決まりきったルールに基づき、帳簿を付けて『財務諸表』等の表示します。
そこから経営を判断する利害関係者は数多くいるわけです
ですから、帳簿をつけるだけならシステム的に行えてきていますが、それを一任することはまだできないのです
3.簿記は将来的に必要無くなるのか
簿記の性質上、AIに任せられないであろう処理は2つあります。
例えば、以下の2つです
・会計処理自体
・確認作業
確認作業はAIには任せられません。
なぜなら、まだAIはあくまでも機械という認識であり、システム的に正しくない処理が出てきてしまうので人間の訂正が必要なのです。
これを、会計を知らない人がクリックひとつで日々の処理を行うことは不安定でありまだできません。
また、会計処理は取引から処理に至るまで、高度な能力を必要とします
なぜなら、よく「整合性」と言われますが、全体として矛盾がないように処理しなければいけないからです。
その整合性の判断には今までどのように行ってきたのか分からなければ処理はできません。
このように、総合的に勘案して創造することはAIには難しいかもしれません。
まとめ
私が公認会計士の勉強を始めた10年前には、IFRS(国際会計基準)に統一するために、試験が英語になるのではないかと一部でうわさが流れ、受験を辞めた方が良いと言われたことがありました
ただ、現実には色々なことに配慮し、段階的に行われてきているわけであり、いきなり採用する(アドプション)の状態、しかも英語なんて話しはないわけです。
また、簿記として帳簿に付けているのは人が努力をしている結果です。
あくまでも、経営が先行していてそこには、人の感情や体力などが先行しています。
総合的に簿記を扱える人は、数字だけでなく人のきもちも考えられる人と言えるでしょう。
では、今回は以上です♪
ご視聴ありがとうございました(^^)/