業務的意思決定は、出題形式が多様であり簿記受験生にとって手ごたえの無い分野でしょう。
ですが、日商簿記1級や全経簿記上級などでは解かざるを得ないのでしっかり対策をしておくと良いでしょう。
結論
結論から言えば、業務的意思決定はいくつかの種類に分けられますが、実際は出題された問題に適応できるように理解を大切にしていく必要があります。
1.業務的意思決定とは
管理会計の目的は経営管理への役立ちであり、簡単に言えば利益がでるようにしなければなりません。
その為には会社にとって有利になる意思決定を行う必要があるのです。
業務的意思決定は設備投資意思決定とは異なり、現在どのようにするのが会社にとって有利になるのかを考えます。
2.出題形式
業務的意思決定の出題は本当に多種多様です。
注文を受けるOR受けない
購入OR製造
追加加工OR販売
会計士の短答式試験のように問題によって点数がさほど変わらず、その問題を絶対に解かなくても良い状況では後回しになることもあります。
また、冒頭でもお話した通り通常の簿記検定では解かなくて良いことは殆どないので、対策が必須と言えるでしょう。
3.【簿記】業務的意思決定を理解するためのポイント【3選】
【簿記】業務的意思決定を理解するためのポイント【3選】は、以下の通りです。
3-1.固定費の取り扱い
先ずは、固定費の取り扱いです
固定費とは、1会計期間において固定的に発生する費用の事を言います。
通常注文を受けるかどうかに関係なく発生するので、考慮する必要がありません。
ですが、注文によって固定費が一部増加したり減少したりする場合があります。
3-2.遊休生産能力
次に、遊休生産能力です
遊休生産能力とは簡単に言えば、現在製造している製品を製造した余力でどれくらい製造できるかと言えます。
遊休状態の能力がどれくらいあるのかを把握していなければ十分に新たな製造や加工が出来るか不明です。
遊休生産能力と新たな製造や加工にかかる時間などを比較検討する必要があります。
3-3.差額法と総額法
最後に、差額法と総額法です
ですが、過程を問われるケースも出題されるかもしれません。
大体総額が把握出来れば差額を考えられるので、総額から理解していくと良いかもしれません。
結論:簡単な問題から
業務的意思決定を理解するためのポイント【3選】
・固定費の取り扱い
・遊休生産能力
・差額法と総額法
難しい問題から解くと考える要素が沢山あって嫌になってしまいます。
つまり簡単な問題から解いていき、その身につけた知識を利用して難しい問題にチャレンジしていきましょう。
では、今回は以上です♪
ご視聴ありがとうございました(^^)/