ややこしい論点であるため一つずつ整理していく必要があるでしょう。
結論
結論から言えば、外貨を切り離して考え、子会社と支店に分けて考えていく必要があります。
1.在外子会社と在外支店とは
簡単に言えば海外にある子会社と支店です。
つまり外貨に関してはそのまま計上するわけにはいきません。
なぜなら日本では円で取引しているため、円に換算する必要があるのです。
2.難しいのではなくややこしい
在外子会社や在外支店は、とても細かく規定されています。
全ての取引を完全しなければいけないので一括して規定するのは難しいと考えられます。
つまり柔軟性を持ってきてするためにはややこしくなってきてしまうのは言うまでもありません。
その点を踏まえてポイントとして把握していきましょう。
3.在外子会社と在外支店の違いについて押さえるべきポイント【3選】
在外子会社と在外支店の違いについて押さえるべきポイント【3選】は、以下の通りです。
3-1.子会社と支店
先ずは、子会社と支店です
『そんなの言われなくてもわかるよ』と思われるかもしれません。
別論点のように感じてしまいますがそこが基本になります。
子会社は連結を行いますが支店は連結は行いません。
こちらも合算して財務諸表を作成することがありますが、連結には非支配株主持分がいるので、消去仕訳を行っていたはずです。
3-2.本国主義と現地主義
次に、本国主義と現地主義です
これはあくまでも主義としての考え方と言えます。
支店は自社であり、日本の影響が強いといえます。
これに対して子会社はあくまでも株式を保有しているのはどう支配しているに過ぎません。
海外で営業を行っているのであれば、海外の影響が強く現地主義といえるのです。
3-3.財務諸表の換算
最後に、財務諸表の換算です
この換算において、在外支店は自社であるため、自社が海外と取引を行った場合と同様に処理します。
これに対して在外子会社の場合は、現地主義のもと換算を行っていくのです。
この違いを適切に把握することが、重要と言えます。
結論:支店と子会社
在外子会社と在外支店の違いについて押さえるべきポイント【3選】
・子会社と支店
・本国主義と現地主義
・財務諸表の換算
あくまでも支店と子会社という違いがあることは忘れてはいけません。
在外支店や在外子会社においては、一度外貨を取り外して考えてみてください。
では今回は以上です♪
ご視聴ありがとうございました(^^)/