聞いたことのない勘定科目を聞くと出鼻をくじかれてしまうかもしれません。
結論
結論から言えば、本店勘定は資本と考えられ、また本支店勘定両社は債権債務と捉えることも出来るのです。
1.本店・支店勘定とは
本店・支店勘定はお互いの取引について備忘記録として残しておくものです。
本支店間における取引は内部における取引ですが、適切に会計処理していく為にはとても重要と言えます。
ですが勉強をする際には本支店勘定が何を示しているのか分からない状況で勉強を進めている方も多いです。
2.本店勘定は資本
会社は通常、株式会社であれば株式を発行して、これを株主が購入します。
事業を行うにあたり元手となるお金が必要であり、支店の場合には本店があり通常本店のお金を利用します。
本店のお金を資本として事業を行う場合、本店勘定が資本金と同様の役割を指すことになるのです。
ですが、株式会社であれば本店において株式や社債、新株予約権を発行して資金調達したものが資本と言えます。
3.本支店勘定は債権債務
本支店勘定は本支店間における取引において利用される勘定科目と言えます。
『本店仕入』や『支店売上』の反対勘定として登場するのをよく見ると思います。
つまりこのケースにおける本店勘定は本店から仕入れた際に後でお金を支払うことにしている状況であり、買掛金です。
この逆で考えれば本店は支店に対して売り上げているので、支店売上の反対勘定である支店勘定は売掛金に該当します。
結論:備忘記録であり、意味は債権債務
資本としての意味合いもありますが、債権債務と考えておけば間違いはありません。
在外支店においても換算があるだけで、殆ど変わらないので難しく考えないで行くのが重要と言えます。
では、今回は以上です♪
ご視聴ありがとうございました(^^)/