Accounting(会計)

本支店会計における財務諸表と会計帳簿における処理の違い【3選】

 

 

ますたん
『本支店会計』って名前を聞くだけで拒否反応が出る皆様こんにちは♪

 

本支店会計は勉強を進めていくと最早何をしていたのか分からなくなります。

 

結論

結論から得言えば、本支店においても通常の会計処理と同じく『財務諸表』と『会計帳簿』における会計処理を分けて考えていくことがコツです。

 

1.本支店会計とは

本支店会計とは

 

本支店会計は、本店と支店の間における会計であり、本店と支店を合わせて考えていきます。

 

会計と考えると分かりづらくなりがちですが、本店と支店を現実的に考えてみればわかりやすいです♪
ますたん

 

本店で経営がうまくいき事業規模拡大を狙っている場合に支店を設置していきます。

 

その際に利用するのが本支店会計であり、内部における取引を相殺して外部に対して財務諸表として公表するのです。

 

2.財務諸表と会計帳簿

財務諸表と会計帳簿

 

『会計帳簿』を作成していき、これに基づき『財務諸表』を作成していきます。

 

ますたん
この流れは本支店会計においても特に何も変わりません♪

 

『会計帳簿』と『財務諸表』性質と本支店会計の本質を捉えていけば分かりやすいです。

 

財務諸表は外部に利害関係者に報告するのに対して、会計帳簿では内部において適切に処理しておきます。

 

『会計帳簿』が『財務諸表』を作成する基になるにしてもこの本質を覚えておくことが大切です。

 

3.本支店会計における財務諸表と会計帳簿における処理の違い【3選】

本支店会計における財務諸表と会計帳簿における処理の違い【3選】

 

本支店会計における財務諸表と会計帳簿における処理の違い【3選】は、以下の通りです。

 

3-1.内部利益

内部利益

 

先ずは、内部利益です

 

内部利益は内部における利益であり、期首にある商品は売れていると考えられ、期末にある商品は売れていると考えられます。

 

ますたん
期首の内部利益は実現しているので、『内部利益戻入』として加算、期末における内部利益は実現していないので、『内部利益控除』として控除します♪

 

内部においてはこれを仕訳で行いますが、『財務諸表』の作成であれば適切に控除すれば良いのです。

 

つまり、『内部利益戻入』を期首商品棚卸高から控除、『内部利益控除』を期末商品棚卸高から控除します。

 

売上原価について考えてみればわかりやすく、期首商品棚卸高は売上原価が増える、期末商品棚卸高は売上原価が減るのです。

 

期首商品棚卸高は売上原価が増える項目であり、その項目から控除することで利益を増やすことになり、『内部利益戻入』の会計処理に適合します♪
ますたん

 

期末商品棚卸高は売上原価が減る項目であり、その項目から控除することで利益を減らすことになり、『内部利益控除』の会計処理に適合するのです。

 

3-2.照合勘定

照合勘定

 

次に、照合勘定です

 

照合勘定は、本支店間における取引をお互いに照らし合わせて利用される勘定科目です。

 

ますたん
『会計帳簿』は内部における記録ですので、照合勘定を利用して適切に適正に会計処理を行います♪

 

これに対して『財務諸表』は外部に対して公表する為の会計情報です。

 

内部における取引は内部利益同様控除する必要があり、照合勘定は相殺して消去します。

 

3-3.資本振替

資本振替

 

最後に、資本振替です

 

資本振替とは1会計期間における期間損益を資本に振り替える会計処理です♪
ますたん

 

会計帳簿の場合は『総合損益』等の勘定科目に振り替えます。

 

支店における損益は『総合損益』等を利用して本店に振り替えていくのです。

 

『財務諸表』の場合には『損益計算書』における当期純利益に含められます。

 

ますたん
問題などにおいてはいきなり『繰越利益剰余金』に含められていて、ビックリしないようにしていきましょう♪

 

結論:会計帳簿と財務諸表の性質を押さえる

 

本支店会計における財務諸表と会計帳簿における処理の違い【3選】

・内部利益

・照合勘定

・資本振替

 

会計は目的に応じて簡単に会計処理が変わります。

 

どのような目的があるのかを適切に捉えるのが重要です♪
ますたん

 

覚えることが多様にある本支店会計ですが、1つずつ丁寧に覚えていきましょう。

 

では、今回は以上です♪

ご視聴ありがとうございました(^^)/

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