工業簿記は中でも得意不得意が分かれる分野と言えるでしょう。
結論
結論から言えば、比較的覚える量は少ないですが応用をきかせなければならないため、普遍的な部分を集中して覚えていく必要があるのです。
1.工業簿記が難しく感じる理由
工業簿記が微妙に聞いたことがあるような言葉がたくさん出てきます
ですから自分の解釈で進めがちになってしまうのです。
ですが、専門用語として決まっているものが多いのです。
例えば材料費を考えてみましょう
材料費というのだから材料を買ったお金だろうと普通は考えますよね。
ですが、材料費の計算においては5種類の材料の分類があり、その各々に当てはめた後計算方法に従って行うのです。
その計算方法の詳細は説明の便宜上割愛させて頂きます。
2.工業簿記における普遍的な視点とは
工業簿記は『原価計算基準』という基準の下を行います
こちらの基準は、各々の会社における細かい部分を規定しているのではなくどの会社においても利用できる枠を示しています。
これは逆を返せば、個々の企業に当てはめて考えた場合、問題としては色々な組み合わせにおいて出題可能だということです。
その中心的な部分を覚えることにより、テキストを読んだときの理解にも役立ちます。
また問題をといていて分からなくなった時、この視点に立って考えれば、分かる可能性があるのです。
3.工業簿記における普遍的な視点【3選】
工業簿記における普遍的な視点【3選】は、以下の通りです。
3-1.計算
先ずは、計算です
なぜなら製品1個あたりいくらかかったのかが把握できれば、全体としていくらかかったのかも分かります。
後はその情報を目的に応じて利用することができるからです。
製品1個あたりいくらかかったのか計算するんだなという視点で考えていきましょう。
3-2.管理
次に、管理です
計算をしていくらかかるか分かれば、管理していくことが可能になります。
管理可能とは、製品を作る際に自分たちの努力でよくしていけると考えられる部分です。
つまり、質を保ちながら出来る限りコストを抑えていくことが必要と言えます。
その際に考えられるのが、材料の消費を抑え早く作ることです。
機械を動かすにしても人が働くにしても、機械を動かせば電気代が人を動かせば労務費がかかります。
逆に価格面においては、材料費はある程度市場の変動により決まってしまいますし、労務費も最低賃金などがありますので決まってしまいます。
少し話はずれましたが、いずれにしても管理という視点はとても大切と言えるでしょう。
3-3.予算
最後に、予算です
通常は過去の情報に基づいて行なって行きますが、予算は未来です。
つまり経営サイクルである PDCA を回すわけですね。
この時間的視点である過去と未来という考え方も大切にしていきましょう。
結論:簡単に考える
工業簿記における普遍的な視点【3選】
・計算
・管理
・予算
実際には、自分が工場を持っていると考えて、工場で製品を作っている人を考えれば良いわけです。
この知識が必ず人の役に立つ時が来ますので、真剣に勉強していきましょう。
では今回は以上です♪
ご視聴ありがとうございました(^^)/