その中でも簡単に思えて、意外と難しいのは材料費の計算です。
結論
結論から言えば、複雑になりやすいことが多く、しっかりポイントを押さえて行かなければ頭が混乱してしまうでしょう。
1.材料費とは
材料費とは製品を製造する際における材料の金額です
この材料費は直接的に製品となるものだけではなく、付随的に製品の製造に関係している材料も含みます。
材料費の計算がややこしくなり、計算問題などにおいても解きづらい問題が多々見受けられるのです。
しっかりポイントを押さえて頭を簡略化していきましょう。
2. 仕入と材料費の違い
度々分からなくなるのが仕入と材料費の違いです
簡単に言えば仕入は、材料を仕入れるなどというために混乱してしまいます。
これに対して材料費は仕入れた材料を加工し、製品として売る製造業と考えれば理解しやすいです。
3.工業簿記における材料費の計算を簡単に覚えるポイント【3選】
工業簿記における材料費の計算を簡単に覚えるポイント【3選】は、以下の通りです。
3-1.分類を明確に
先ずは、分類を明確にすることです
製品の製造における主となる材料や買ってきて、そのまま製品に取り付けるような部品は仕掛品となります。それ以外の製品の製造に関わる材料は製造間接費です。
その上でその材料の種類が直接費(仕掛品)怒鳴るのか間接費(製造間接費)となるのかを理解する必要があるのです。
この考え方が材料費の根幹を成し、逆を返せばここを理解していなければ解けません。
3-2.材料副費
次に、材料副費です
材料副費は、材料を仕入れる際にかかった費用のことで外部と内部があります。
外部材料副費は、購入原価となりますが、内部材料副費は材料費に配賦されたり間接経費として処理されることもあるので注意です。
また購入原価にそのままの形で賦課するだけではなく、配賦することもあります。
3-3.予定
最後に、予定です
標準原価計算などにおける、消費数量を予定で行うことは考えられません
ですから、材料費を予定で行っている場合には、価格差異が計算され数量差異は計算されないので覚えておきましょう。
また稀に材料副費が予定で計算される問題があるので、こちらも併せてチェックしておいた方が良いです。
結論:費目別計算は計算の基礎
工業簿記における材料費の計算を簡単に覚えるポイント【3選】
・分類を明確に
・材料副費
・予定
もし複合的な問題が出題された場合には、材料費の計算などの費目別計算は計算のもとになります。
そこまでの複合的な問題はあまりないでしょうが、そこまで解ければ全体が理解できています。
材料費の計算においては材料元帳などが資料として与えられる場合もありますので、読めるようにしておくと良いです。
覚えることが沢山ありますが、自分の覚えてる内容が出題されるかどうかは、運の部分もあるので試験にとらわれすぎず気楽に行っていくことをお勧めします。
では今回は以上です♪
ご視聴ありがとうございました(^^)/