決算において会計処理する決算整理事項はとても大切です。
全体として言えることは期中において会計処理していることの内そのままにしておいては正しい金額を表示していないものを修正する処理です。
価格が変動しているものを期末時点の金額に合わせたり当期の費用分を計上する為に修正したりします。
基本的に一つ一つ見ていき会計処理から財務諸表への表示までどのようになっているか把握しましょう。
それは、試験においてはすべて解けなくても良いからです。
ですが、「財務諸表」の作成が出題された場合仕訳だけではなく集計の技術等も必要とします。
その場合色々な科目の仕訳が出来たとしても集計や表示方法が分からなければ点数になりません。
ですので、ひとつひとつ最後まで丁寧に勉強していきましょう。
1.貸倒引当金
相手方が倒産し支払って貰えないことが確定した場合には、売上債権自体を貸方に計上することで直接減少させることが出来ますよね。
ただ、倒産していないけどしそうな時にその売上債権をそのままにしておくのは適正な会計処理がなされていないことになります。
その為、売上債権の帳簿価額を減少させるとともに事前に費用処理しておく会計処理です。
http://masutann.com/boki-kasidaorehikiatekinn-3/
2.売上原価
売上原価を計算することで商品を売っていくらの利益(または損失)が出たのかが分かります。
ただ、売上原価は勝手に計算されるものではありません。
期中においてなされているのは仕入れの会計処理のみです。
その為に、決算時において売上原価を計算する会計処理をします。
http://masutann.com/boki-uriagegennka-3/
3.減価償却費
モノは使用に伴って汚れたり、錆びたり老朽化していきますよね。
でも、帳簿上には固定資産を取得した時の値段のまま載っていますよね?
その老朽化した部分を計画的・規則的に費用化する会計処理です。
http://masutann.com/boki-gennkasyoukyaku-3/
4.費用・収益の見越し繰り延べ
まとめて支払ったり(受け取ったり)した場合などに発生する当期のものでない収益・費用を適切な会計期間に帰属させる会計処理です。
会計期間を意識した会計処理という意味においては大切な考え方ですので、ご参照ください。
http://masutann.com/boki-mikosikurinobe-3/
5.有価証券の評価・現金過不足等の整理
売買目的有価証券の決算時における評価と現金過不足・引出金・消耗品の決算時の会計処理をご紹介しています。
それぞれ細かい部分ではありますが覚えてしまえば難しくありません。
是非、覚えてみて下さい。
http://masutann.com/boki-yuukasyoukenn-gennkinnkabusokunado-3/
このように決算整理には様々な会計処理があります。
ですが、適正な金額にする為に会計処理するという視点を忘れないでください。
そちらの適正とは何なのかについて考えてみて下さい。
資産で考えたら期末時点の金額。
収益・費用は当期分。
ざっくりと考えればこんな感じです。
1つ1つ見ていくと例外のようなことはいくらでもあります。
ですが、そのようなことは都度覚えるとして原則的なイメージを大切にされてください。
では、今回は以上です♪
ご視聴ありがとうございました(*'ω'*)