簿記を含む会計を勉強をしていくうえで、電卓を扱えると言うのは必須スキルです。
基本的な操作さえ分かれば、一般的な技術に差は無いと言えます。ですから、あまり難しく考えずに利用していきましょう。
実際に利用していくことで自然と覚えていきますので、会計の計算を行いながら考えていきましょう♪
今回は、当たり前のように思えて大きな差が出てくる利用方法について、ご紹介していきます。
1.ゆっくり
全てにおいて共通して言えるうえ、一番大切なことです。
慣れれば慣れるだけ電卓を早く叩く方が多いです。
それで、ミスをしないと言う絶対的な自身がある方はそれでもいいと思います。
ですが、早く打てば打つだけ間違った答えになりがちだとです。
実際には文章を読み取り、計算式を考えている段階に時間がかかるのであって、電卓を打つ時間はゆっくり打っても、そこまで時間を要していないはずです。
それよりも、ミスの計算を訂正する方が遥かに時間を取られてしまいます。
いかに完璧に計算式をつくるのかを大切にして、電卓はゆっくり叩くことを意識していくことが大切なのです。
2.間違えたら▶️
急いで電卓を叩いていると計算している過程で、間違ったことに気付いたとしても勢いで「+」・「-」・「×」・「÷」を押していまいがちです。
ですが、慣れてきたら見ていなくても、ゆっくり打っていれば「間違えた!」と気付くはずです。その瞬間に手を電卓から離し、目で見て確認しましょう。
間違えていたら▶️で消していくことが出来ます。
逆を言えば▶️を、あまり使ったことが無い方でよく打ち間違えているという方は、ACで消して計算し直しているかもしれません。
ですが、このパターンだと計算が長ければ長いだけ打ち間違えが多いので、その度に戻していたのでは時間がかかってしまいます。
桁の間違いなども多いですが、一番多いのがこのパターンじゃないでしょうか。
例
「24,365」と「24,356」
「243,656」と「243,565」
「2,436,565」と「2,435,656」
「24,365+423,652+365,624+5,632,456」
このように同じ数字が似たように並んでいると打ち間違いがおきやすいと思います。
このような場合にもゆっくり打って間違えたら▶️を使い、確実に打っていく方が早いことを忘れないで頂きたいです。
3.M+・M-の活用
M+・M-は簡単で利用しやすいのでおすすめです。
単純に、電卓の中に数字を残しておくことが出来る機能です。
M+を押せばプラスされM-を押せばマイナスされます。計算結果を出すにはMRを押せば表示されます。
例
「156,000×5+243,000×4-563,000×3」
①「156,000×5」の後にM+
②「243,000×4」の後にM+
③「563,000×3」の後にM-
④最後にMR
こちらをつかわなければ、頭で覚えておくか紙に書いておかなければいけません。
ですから、電卓上で計算を完結できるM+、M-を利用していきましょう。
具体的には、「×や÷」が数学上先に計算しなくてはいけないので、これ等の計算式を「+や÷」で繋ぐ計算式に利用しましょう。
つまり以下のような場合です。
「123,000×3+213,000×2-312,000÷1」
会計でしたら、割引計算等に利用されます。
また、日割りや月割など分数を電卓で表すには「×」・「÷」を駆使して表すので、使うことが多くなります。
まとめ
電卓のコツ
・ゆっくり
・間違えたら▶️
・M+・M-の活用
このように、簡単なことでも意識すると大きく変わることがあります。
慣れてくるとこのような簡単なことを無視してしまうことが多くなるでしょう。
ですが、基本的なことが一番大切であり、電卓を使う目的は素早く正しい答えを出すことです。
結果として、間違えたり遅くなってしまうことを避けていきましょう。
では、今回は以上です♪
ご視聴ありがとうございました(^^)/