簿記における勘定科目である現金過不足は通常の勘定科目とは異質です。
この勘定科目はどのような意味があるのかを覚えていく必要があるでしょう。
結論
結論から言えば、現金を実際の金額と合わせるために設けられている勘定科目です。
1.現金過不足とは
現金の実際有高が帳簿と異なっている場合に利用する勘定科目です。
ですが、基本的には合わせるための勘定科目であり、決算時まで確定しません。
2.覚えづらい原因
覚えづらいのは簿記の5大要素が頭にあるからかもしれません。
初めはコツが必要ですが、難しくありません。
簡単に考えればすぐにわかるようになります。
3.簿記における現金過不足覚え方のポイント【3選】
簿記における現金過不足覚え方のポイント【3選】は、以下の通りです。
3-1.どちらも増加
先ずは、どちらも増加です
現金過不足は貸借どちらにきたとしても意味としては増加です。
つまり、現金支出の計上漏れが2つ以上あるかもしれないですし、現金支出と現金収入を相殺した結果かも知れません。
3-2.現金先行
次に、現金先行です
あくまでも現金が実際よりも多いのか少ないのかで考えましょう。
逆を返せば、現金過不足の残高である程度の予想ができます。
現金過不足の残高が借方→原因不明の現金支出があるないし、原因不明の現金収入を原因不明の現金支出が上回っている
現金過不足の残高が貸方→原因不明の現金収入があるないし、原因不明の現金支出を原因不明の現金収入が上回っている
このような想定はできますが、難しく考えずに現金過不足の原因が何なのか適切な勘定科目に処理していけば良いだけです。
3-3.決算時
最後に、決算時です
現金獲得は仮に設けている勘定科目であり、決算時には適切な期間損益計算を行うためにも、勘定科目を確定させる必要があります。
現金過不足が借方→雑損失
現金過不足が貸方→雑益
決算時において雑損失又は雑益に振り替えるのです。
結論:事実に帳簿を合わせる
簿記における現金過不足覚え方のポイント【3選】
・どちらも増加
・現金先行
・決算時
帳簿が合わなかったとしても事実をねじ曲げてはいけません。
では今回は以上です♪
ご視聴ありがとうございました(^^)/