みなさんにとって、原価計算という
言葉は馴染みが無いですよね。
ただ、原価を計算すると聞けば「何か工場で商品を作ってそれに掛ったお金を計算するのかな。」って感じはしますよね。
その通りです。
では、なぜ原価を計算すると思いますか?
今回作るのにいくらかかったか計算出来るようになるのは当然のこと、それに使う材
料がいくらで何個使ったかが分かります。
また、財務諸表を作成する際に作った商品をいくら分持っているのか分かりますし、売った分の原価も計算出来るようになります!
このように、原価を計算するには色々なメリットがあるのです。
その為、どのように計算したら良いか議論がなされてきたわけです。
つまりは、その方法に従って計算していけば良い訳です。
そのルールを学んでいくのが原価計算という分野です。
厳密には、経営している上で商品を作るにあたって使った価値のあるものの内正常的なものを原価として計算します。
慣れてくるまでは、商品を作るのにいくらかかったかで十分です!
そして、それは主に3つの種類に分けられます。
①材料費
商品を作るのにかかった材料の価格です。
②労務費
給料や賞与等の内、商品を作るのにかかった分です。
③経費
商品を作るのにかかったものの内材料費・労務費以外です。
そして、これらに分類したものの内商品を作るのにいくらかかったか分からないものを「④製造間接費」と言います。
基本的に、しっかり計算できるかが大切になります。
製品1個つくるのにいくらかかったかしっかり計算できるものを『直接費』と言います。
分からないものを『間接費』と言います。
直接的にいくらか分かるものは厳密に計算していきます。
これに対して、間接的にしか分からないものは、頑張って計算していきます。
例えば
製品1個作るのに材料を2個使うとします。
その材料が1個100円ならかかった直接費は200円です。
これに対して、この材料を加工するのに工具を使ったとします。
この工具は1,000円で購入しました。
製品を何個も作っていた場合他にも使っている工具の1,000円は製品1個の原価にしたら正確ではないですよね?
なので、1個あたりに割るんです。
その割る基準が、時間です。
製品1個当たり何時間費やしたのか?
それを機械を何時間動かしていたのかで割ります。
つまり、
購入価格×製品1個当たりかかった時間÷機械を動かしていた時間
このように、財務会計同様注目すべきは計算出来なそうな部分はできる限り頑張って計算するんだなと言う視点を持って行くことが重要になります。
その上で、原価計算で最も重要なのが今どこを計算しているのかを忘れないと言うことです。
原価計算は、特に計算が細かくなりがちです。
ですので、財務会計は毎回どこを計算しているのか出来れば確認して頂きたいと言う感覚ですが、原価計算は是非何回も確認してください。
では、今回は以上です♪
ご視聴ありがとうございました(*'ω'*)