全てを覚えるのはとても根気がいる作業です。
参考
結論から言えば、パターンを把握することが大切と言えます。
1.総合原価計算とは
総合原価計算を簡単に言うと、機械でたくさん作っている状況です。
ですが同じであれば機械で作ってしまうほうが、労力もコストも時間もかかりません。
違う種類を作る場合もありますが、総合原価計算は機械でたくさん作っている場合における原価計算と思っておきましょう。
2.総合原価計算の難易度
総合原価計算は、一つ一つの処理はそこまで難しくありません。
とにかく手を出して計算を進める方も多いですが、小数点が出て焦ってしまったり、あってるのか不安に思ってしまうこともあります。
3.工業簿記における総合原価計算を解くためのコツ【3選】
工業簿記における総合原価計算を解くためのコツ【3選】は、以下の通りです。
3-1.仕損・減損
先ずは、仕損・減損です
仕損・減損の処理は、勘定科目を設けずに完成品か月末仕掛品に算入します。
また、度外視法の場合には加工費の加工換算量は計算されない場合がありますが、非度外視法はしっかり計算するのです。
その際に発生点に注意しましょう。
ですが、月初に発生していれば100%、月末に発生していれば0です。
3-2.度外視・非度外視
次に、度外視・非度外視です
書いていない場合には、通常月初なのか途中点なのか月末なのかで判断するのです。
そして、集めた金額を完成品と仕損・減損の発生点を越えている場合には、月末仕掛品にも配賦するのです。
注意したいのは、以下の2パターンです
①発生点を超えている場合における材料費は、月末仕掛品の数量を使います。
②平均発生の場合における加工費は、月末仕掛品の加工換算量を使います。
3-3.平均法・先入先出法
最後に、平均法・先入先出法です
平均法・先入先出法自体はどちらも難しい方法ではありません。
間違っていないと思う場合には小数点が出てもう自信を持って進めていきましょう。
先入先出法・非度外視法・仕損、減損・両者負担の場合だけ、完成品の数量に月初分を含めないように注意してください。
結論:問題を見て判断する
工業簿記における総合原価計算を解くためのコツ【3選】
・仕損・減損
・度外視・非度外視
・平均法・先入先出法
ただし、パターンがあまりにも多いので苦手とする方は結構います。
ただし全てのパターンを覚えてしまえば得点源にすることができます。
では今回は以上です♪
ご視聴ありがとうございました(^^)/